テントウムシの変身

偶然、2号棟南側のフヨウの葉の上でこんな場面に出会いました。
テントウムシもチョウと同じように完全変態して、いわゆる芋虫タイプから蛹を経て成虫(甲虫)に変身します。写真の前半は、幼虫が蛹になる前にチョウと同じように前蛹という段階を経て幼虫時代の皮を脱ぎ捨てて蛹となるその瞬間です。さらに後半は、蛹から成虫として羽化する瞬間です。

幼虫時代の皮を脱ぎ捨てようと体を前後によじってもがいている。白く生々しい色の蛹の体の下で葉っぱにくっついて黒く見えるのが幼虫時代の脚で、成虫の脚となる部分は蛹の下側にわずかに見える。

ほぼ抜け出て、蛹となった。時間が経つと次第に色が付いてくる。

隣の葉には、少し時間が経った蛹(左)と前蛹が小さい葉の上に二つ並んでいた。

今回は前蛹の皮を破る所は見損なったが、以上が、蛹になる瞬間でした。

以下の写真は、別の日に、別の蛹から羽化した成虫が誕生する瞬間です。蛹の殻を破り成虫の姿で抜け出そうとしている。鞘翅はまだ黄色で、これからどんな模様になるかまだ分からない。

 

少し前に羽化したもので、これもまだ色が付いていない。隣に出たばかりの抜け殻がある。
羽化直後は黄色くても、時間が経てばこのような殆ど黒ずくめの姿に変身するかも。

 

(Henk)

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