この時期には、ハイムの中だけでも毎日何十匹ものセミが羽化しています。毎朝いろんなところにセミの抜け殻があるのに気づかれることでしょう。考えられないような高い木の上の枝先の葉っぱの先に抜け殻を見つけることもありますが、地上に出て、高い木に登って、さらに枝先の葉にたどり着くまで大変な苦労があると思います。かと思えば、あまり動き回らず手近の下草ですぐ羽化するものもいます。
そんななかで、可哀そうなケースもたまに見かけます。長い地中での生活を終え、地上に出たはよいが、羽化する時間帯を少し間違えた結果、無残にも蟻の餌食になってしまうものもいるのです。この上の写真は、ハイム2号棟南側のロープ柵でのものですが、多くは下の写真のように問題なく、羽化できています。
通常、セミの羽化は、宵の口から深夜にかけて。蟻などが活動をしなくなる時間帯に行われます。羽化する態勢に入ってから、完全に殻から出て翅が伸びるまでには2時間程度はかかり、さらに翅が固くなり飛べるようになるにはもっと時間が必要です。それまでに蟻などに嗅ぎつけられると、万事休すです。

(Henk)

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