瑞々しいオオミズアオ

先入観とは恐ろしいもので、「蝶」と言えばどんな種類でも多くの人は優美でいいイメージを描くことと思うが、「蛾」と言えばあまりいい印象は持たれないのではなかろうか。蛾は地味なものとか、毒々しい色をしたものとかが多いこともそんな印象を持たれる原因の一つかもしれない。しかし、この蛾はちょっとそんな蛾のイメージとはかけ離れているとは思わないだろうか。誠に優雅という言葉があてはまる。それが、これからの時期に、時々不意に我々の生活の場近くに現れるオオミズアオなのだ。年に数回はお目にかかる。

この日はほぼ無傷のオオミズアオを見ることが出来た。そして、例によって無粋だが手乗りにも成功。数日前には生田緑地で翅は無残に破れ瀕死の個体(最下段の写真)を見たばかりで優雅さを感じる前に哀れさを感じてしまっただけに、この無傷の美しさは言葉にするのが難しい。改めて写真をご覧頂きたい。

(Henk)

 

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