捕えてからも大変(2)カワセミ 番外

以前の記事の続編、捕えたオイカワ(魚)を呑み込むのに四苦八苦しているカワセミです。 mats

じたばたしているオイカワの悲鳴が聞こえてきそうなこの写真、カワセミが水中に飛び込んだ控えめな ジャポン! という音で近くにいたのがわかったのですが、身の丈からすると随分大物を捕えました。まずは捕えなければ始まらないのですがそれからも大変です。

動画 ⇒ オイカワを丸呑みしようと懸命なカワセミ

ところで、丸呑みにしてどうやって消化するのでしょう?カワセミを含めて鳥には歯がないので呑み込まれた魚は砂囊(さのう。砂肝(すなぎも)ともいう)でこの中にあらかじめ呑んでため込んでいる砂が歯の役割を果たすことにより、砕かれすりつぶされて胃に送られるのです。そして、消化しきれない骨、ウロコなどが体内に溜まってくると団子状(ペリットと呼ばれる)にして時折吐き出しています。

トップの写真のカワセミ、大物をやっとの思いで丸呑みしたあと一呼吸置いて、ヨタりながらも近くの水際の木に飛んで根元の枝が入り組んだ奥の方にもぐり込みました。タヌキやイタチ、上空には猛禽(タカやトビなど)が飛ぶ危険な場所でとりあえずは安全地帯に避難したようでよかったよかったと思ったのですが・・・ 続く

 

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