「じゃ、あばよ。」ヒシモンナガタマムシ

以下の写真は生田緑地のある一角に積み上げられた伐採したケヤキの榾木にいたヒシモンナガタマムシです。タマムシといえば、緑やいろいろな色に輝いている玉虫色のタマムシ(ヤマトタマムシ)を連想しますが、このヒシモンナガタマムシは体長1㎝にも満たないとても小さなタマムシの一種です。天気がいいと榾木の上を目まぐるしく這ったり飛んだりしていますが、ちょっと見では一体その正体が何なのか分からないくらいの存在です。

したがって、そのままではなかなかカメラの焦点もあわせにくく、また翅を広げて飛び立つときに青緑色の金属光沢はチラッと見えるのですが、それも写真になかなか納まらない。ということで、彼らには申し訳ないが、交尾中のものを見つけて(これなら急に逃げたりしない)、掌に乗せて片手でカメラを操作。

ようやく何とか翅を開いた瞬間を撮ることが出来ました。ちょっと光の角度がわるかったが、メスを置き去りにして飛びたつ瞬間のオスの上翅の下の背中の色がチラリと見えますね。実物はもっと綺麗です。

①交尾を終えて離れるオス

②飛び立とうと翅を広げるオス

③飛び立ったオス、「じゃ、あばよ。」

④後に取り残されたメス、しばらくこのまま

(Henk)

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