やっと見つけた!チャバネフユエダシャク

最新の一枚です。やっと見つけたチャバネフユエダシャクという蛾の一種、それのメスの成虫です。すっかり葉が落ちたハイムのフヨウの枝でじっとしていました。これまで見たことはありましたが、写真に収めたのは初めてです。どこを探せば見つかるのか、その狙い目が分からず、今回もただ偶然でした。

フユシャクという種類のオスの成虫にはちゃんと翅もあり飛ぶことはできますが、メスは翅が完全に退化してしまって、ご覧のように太い胴体に足があるだけのとても奇妙な格好をしています。一見、これが蛾なのかと疑いたくなります。しかし、この種のメスは別に飛ばなくてもフェロモンを出すことでオスが来るのを待って交尾して卵を産むのです。幼虫時代は細長い芋虫スタイルですが、このような姿の成虫が見られるのはチョウを始めほとんどの昆虫が見られなくなる冬場なのです。我々から見ると、何とも気の毒な姿に思えるのですが、最終的にこの姿になったのも生存競争を生き抜くための戦略ゆえのことだと思われます。天敵が少なくなる厳しい冬を活動時期に選び、さらにメスは飛ぶための余計なエネルギーを浪費しないように翅さえも捨て去ってしまい(「省エネの権化」とでも言おうか?)、ひたすら子孫を残すことに専念する・・・。蛾でありながら敢えて飛ぶことを止めたところはミノムシのメスと同じです。よくそこまで思い切れたものだ、感心。

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昨夜は一時的に冷たい雨が降ったにもかかわらず、今朝も昨日と同じ場所で殆ど動かずにオスを待っていた。もうこうなるとオスとの出会いの場面を撮りたいと思うが、それも偶然に頼るしかないのか。しばらく観察を続けてみよう。

(Henk)

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