ウスバシロチョウの恋

まずはこの写真、ちょっと複雑だが、ウスバシロチョウのカップルが成立した瞬間の写真なのだ。

先日、matsさんと行った所ではたくさんのウスバシロチョウを見ることが出来た。これまで信州とか奥多摩では何度も見たことはあるが、今回ほどの数には出会えてはいなかった。たくさんいれば、好きなだけいい写真が撮れるかというと、そうでもない。また、このチョウは動きが緩やかなので写真を撮りやすいかというと、これまた意外とそうでもない。何時間もその場にいたが、撮れた写真自体は今一つというところか。

この日多くのウスバシロチョウを観察していて彼らの習性らしきものも少し分かったような気がした。ゆっくりゆったりと飛ぶのだが、なかなか止まらない。午前中はまだウォーミングアップをしているようで、まだ喉も乾かないらしい。辺りにはハルジオンがいっぱい咲いているので、それに止まって吸蜜してくれることを期待していたが、どうもハルジオンは好みではないらしい。どうも白い花より黄色い花の方が好みのようだ。
次の写真は今回唯一ハルジオンに止まった写真。だが、これは行きがかり上止まっただけで、吸蜜するためではなかったようで、すぐ離れて行った。

メスは飛んでいて次の写真のように茂った草むらに降り、その中に潜り込んでしまう。産卵場所を探しているのか、オスが来るのをそこで待つのか、いずれにせよメスは翅が傷むのも厭わず草にもぐる習性があるようだ。それを狙ったかのように高い木の上から木の葉が落ちるように舞い降りてくるのがいる。それはどうもオスらしい。メスのいるところを目指し間違わずに舞い降りる。しかし、すべてカップルが成立するわけでもなさそうだ。

冒頭の写真はカップル成立の場面であるが、このカップルが成立する直前には下の写真のようにもう1頭のオスが加わり三角関係(3頭がいるのが分かるだろうか)となっていた。しかし、所詮三角関係、最終的には1頭のオスはしぶしぶ去って行かざるを得なかった。

そうかと思うと、次の写真のオスは熱心にメスにアプローチしていたが、最終的に拒絶されこれまた寂しく去って行った。写真のようにメスが翅を水平に広げるのは拒絶のサインなのだが、このオスはそれがなかなか理解できなかったようだった。因みに、翅を閉じて立てるのが受け入れのサイン。

(Henk)

 

 

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