探蝶漫遊記 ⑬シロオビ、ジャコウのアゲハたち (石垣島遠征)  

冬枯れの期間が長くなりどうしても蝶の姿が見たくなったので2月10日から13日という日程で初めて石垣島に行ってきました。台北から約270キロという石垣島では「越冬」の必要がないため蝶たちは1年中、ある意味だらだらと世代交代を繰り返しています。それでも真冬・真夏の時期は余り活動しないため、いい時期に行ったわけではありませんが気温が上がるといろんな蝶が飛び出してくるのが確認できました。何回かに亘って旅日記風に紹介していきます。 mats

石垣島の最北部の吉野周辺の小径を進む。シロオビアゲハが開張していた。前日羽の表を撮れてなかったので一枚撮影。

前日の写真。マメ科クロバナツルアズキの赤黒い花で吸蜜するシロオビアゲハ。ほかの蝶たちが訪花しているセンダングサには見向きもせず、クロユリをちょっとだけ赤くしたような色のこの奇妙な花にのみ訪花していた。蝶ごとに好み、或いは好みの順番があるのだろう。

やっと薄日はさしてきたものの海の色は冴えない。断然、宮古島の海の方が綺麗だった気がする・・・

多摩川土手でよく見られ、ハイムでも発生するかも知れないジャコウアゲハ。ただこちらのは胴体が赤く、ベニモンアゲハのような印象を受ける。

ジャコウアゲハの幼虫がいた。ベニモンアゲハかとも思ったが白紋の入り方からこれはジャコウアゲハ。多摩川土手ではウマノスズクサを食しているが当地ではアリマウマノスズクサを食し、いずれも有毒成分を含んでおり蝶もこの毒を体内に持っていることから鳥などの捕食者のエサにはなりにくい・・ところが・・もう蛹化も近そうなので連れて帰って羽化させようとしたところ、数日後たくさんの小さな繭(まゆ)が体内からあふれ出しており、コマユバチに寄生されていたことが判明。鳥ですら敬遠するのに寄生蜂は毒などおかまいなしらしい・・・それでは寄生蜂が一番強いのだろうか?いえいえ、実はその寄生蜂に寄生する寄生蜂がいて・・・と上には上がいるが、その寄生蜂も鳥には歯が立たないというように天敵関係は複雑の一語に尽きる。

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