ジャコウアゲハ幼虫の脱皮(閲覧注意)

また、「閲覧注意」がつきました。
今回はこのサイトにはたびたび登場しているジャコウアゲハの幼虫です。

上の写真は昨年のジャコウアゲハの幼虫の脱皮するところです。
脱皮して出た新しい体の下のほうには古い皮が皺が寄ってだんだん押し下げられていくのが分かります。体をよじりよじり、古い皮を脱ぎ捨てようとしてもがいていました。正確には覚えていませんが、ウマノスズクサの葉の大きさから考えて、2齢から3齢への脱皮ではなかったかと思います。

しかし、今年は我が家のベランダではこのような光景を見ることが出来ないのがちょっと残念です。というのも、今住んでいる建物が大規模修繕工事を予定しており、もう少しすると建物全面に網を掛けられ、ベランダには一切物を置くことが出来なくなります。それが11月くらいまで続く予定です。したがって、まだ芽を出してはいませんが、何鉢もあるウマノスズクサをすべて処分してしまうかどうか今悩んでいます。迷惑にならない敷地内のどこかに何鉢かでも置かせてもらえば、そこにジャコウアゲハが飛んで来てくれるのですが・・・。でも、あまりご存じない皆さんが突然この幼虫の姿を見たらなんと思われるか、それも気がかりです。

(Henk)

参考 蝶図鑑 ジャコウアゲハ

 

ジャコウアゲハ幼虫の脱皮(閲覧注意)” に対して5件のコメントがあります。

  1. Sophia より:

    ジャコウアゲハの幼虫はウマノスズクサ以外の処へは行かないので、植木鉢のところへ大きな注意書きを立てて置かれたらどうでしょうか。
    貴重な餌となるウマノスズクサは、一度処分したらまた植え直すのは至難の技です。
    どうか、この研究活動が中断されませんように。

  2. Henk より:

    Sophiaさん
    ご親切なコメント有難うございます。
    しかし、ジャコウアゲハの幼虫はちょっとばかり厄介なのです。当然、エサを食べている間はウマノスズクサから遠くに離れることはありませんが、蛹になる直前の幼虫は蛹になる場所を探してエサのある場所から離れてどこに行くか全く見当がつかないのです。ベランダで飼育をはじめてからも、7-8割は大人しく我が家のベランダの壁か他の植木鉢やらで蛹になってくれましたが、その他のものは知らぬ間に2-3階も離れた別の階やら階段・通路にまで遠征(?)していました。そこでご近所さんへのお詫び・説明で大慌てした経験があります。蛹にさえなってしまえば、奇妙な形の蛹くらいですみますが、幼虫のこの姿のままであちこち這いまわっているところを見たら、ジャコウアゲハをご存じない方はさぞビックリされることでしょう。以前、この近所のある大学の先生が大学構内で飼育されていた時、女子大生などはその側を通るのを非常に気持ち悪がっていたという話をお聞きしたことがあります。然もありなん、です。
    しかし、悩ましい。

  3. Sophia より:

    幼虫が蛹になりそうになった時、網戸用の網(目が細かいので出られない)で、植木鉢の周りを蔽ったら如何でしょう。
    網のみのテントのようなものなら、鳥にも食べられないに違いありません。

    人の迷惑にならない隅っこで、網を被せるだけなら、何とか了承を得られるのではありませんか?

    どうも諦めが悪くてすみません。
    絶滅危惧種の保存活動は、地域の方々の理解と暗黙の支援が必要です。
    ただ一人のボランティアで出来ることは限られています。

    「ハイムの蝶図鑑」を毎日閲覧させて頂いている人間として、そこで見かける蝶たちの生命の美しさと尊さを・・・工事のために無残な犠牲とされるのを見るのは辛いです。

  4. Henk より:

    Sophiaさん
    いろいろなアイデア有難うございます。
    私もいろいろ思案し、もうすぐ芽が出るだろうウマノスズクサの植木鉢はいくつか構内のどこかに置かせてもらうことにします。そして運よく卵が産み付けられたら、そのまま幼虫がある程度大きく育つのを待って、後は多摩川土手のウマノスズクサに戻すことにしようと思います。やはり、自然がいい。
    鳥小屋くらいの大きな所ならいいですが、小さな植木鉢に網をかけて狭い場所に閉じ込めてしまうのはあまりにも気の毒です。第一、エサの量がその植木鉢だけではとても足りませんし、また、幼虫を鳥から守るための網なら全く必要ありません。というのも、ジャコウアゲハは体内に鳥が嫌がるいわゆる「毒」をため込んでいるので、普通のアゲハとちがって、鳥は決して食べません。
    なかなか面倒でしょう?でも、面白いですよ(笑)。

  5. Sophia より:

    ジャコウアゲハの体内に毒があるということを失念していました。自然の中で生まれることが出来れば蝶にとってはこの上ない幸せです。

    蝶が巣立つ?までは、土手の草刈もないでしょうから安心です。

    蝶にかわって、ありがとう!

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