一時的なオアシス 16

昨日のmatsさんの記事にあるとおり、自然の中でも人為的な草刈りなどのために突然エサが枯渇するリスクは常にあります。エサが少なくなると当然のことながらエサを求めて幼虫も辺りを這い回らなくてはなりません。しかし、このオアシスでは限られた量のエサしかないにもかかわらず、当初心配していた幼虫の徘徊は今のところないようなのでホッとしています。
冒頭の写真の蛹は6月21日に手近にあった我が家の鉢を自分の場所と決めて前蛹になり遠出はしませんでした。しかし、だからと言って下の写真に見える幼虫もそうだとは限りません。さて、どうなりますか。一鉢食べ尽くして足りずに、エサを探して辺りを這いまわる・・・。初めてこの奇妙なナマコのような虫が這いまわっているところを見た方が「キャー、気持ち悪い!」と大騒ぎにならないことを今でも祈っています。その場に筆者が居合わせば、説明もして上げられるのですが・・・。

参考 蝶図鑑 ジャコウアゲハ

一時的なオアシス 16” に対して2件のコメントがあります。

  1. Sophia より:

    「ギャア~!」と飛び上がり50メートル走が始まります。
    その後、落ち着いた所で元の場所に戻り、見知らぬ奇妙な虫を眺め、気丈な人なら、えいやっ!とばかりに叩き潰すか踏み潰そうとします。
    見知らぬ奇妙な虫はムカデのような毒虫かもしれません。怖がりの人なら大汗(冷や汗)をかきながら周りに人がいないか助けを呼べないか探します。

    おこりうる事です。無知ほど怖いことはありません。
    オアシスの入り口に写真入の掲示板を置かれたら如何でしょう。
    前もって知識があれば、貴重で無害なきれいな蝶であると分かります。
    「ギャア~!」という叫び声は発せられないに違いありません。えさを探してあたりを這い回っていたら、連絡をして頂いて保護?をすることも可能ではありませんか?

    大切に、大切に見守っている蝶の子供なのですから、大空に飛び立つ日まで皆さんで守ってあげていただきたいです。

  2. Henk より:

    Sophiaさん
    いつもコメントを頂いて有難うございます。
    青虫・芋虫・毛虫などに対する反応は人によって大きく差があります。殆ど本能的に拒絶される方もいて、見るのも嫌、話を聞くのも嫌ということで、分かりやすく説明すること自体がその方々には受け入れがたいことのようです。それはそれで仕方ありません。
    しかし、そのような方々ばかりでもありませんでした。先日この記事を書いてから数日後に、この鉢植えのウマノスズクサに水やりをしている時に、「その草は何ですか?」と突然尋ねられた女性がおられたので、いい機会だと思いながら(実は恐る恐る)この幼虫と蛹を見てもらい話したところ、意外や意外。「可愛いですね。どんなチョウになるんですか?」と話が続きました。そこで、スマホにあるジャコウアゲハの大きく翅を広げた写真をお見せすると「こんなきれいなチョウになるんですか、それは楽しみです。時々、覗かせてもらいます。」と。このような方にも出会えたので、少し安心もしたところです。

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