無事羽化、ジャコウアゲハ
以前に蛹を救助した話(参照:「応急処置(人間の余計なお世話)ジャコウアゲハの蛹」)をしましたが、その蛹が無事羽化しましたのでお知らせします。
今年は約20の蛹がいて4月中頃から順次羽化を始めていましたが、これまではすべてオスばかりでした。しかし、今朝そろって羽化した2つのうち一つは今年初めてのメスでした。この2つは蛹の糸が切れていたのを救助して飼育箱の中で様子を見守っていた4つの蛹のうち右側の2つです。
上の写真で右側がメスです。オスは早々に飛び立っていきましたが、少し遅れたメスが次の写真です。そして、手から飛び立っていきました。
(Henk)
参考 蝶図鑑 ジャコウアゲハ
なんときれいなジャコウアゲハでしょう。
人間にお世話をして貰って羽化できた蝶には、きっと人間との絆を感じる心があるのでしょう。
育てた子をご自分の指から大空へ旅立たせる時の感動を、いつも共に感じさせて頂いております。
蝶にとって良い人ばかりではありません。
心無い人に捕まらないように、短い蝶生を精一杯生きぬいてくれますように!
Sophiaさん
自然界での死亡率はかなり高いはずなので、人間のお節介で助けることが(飼育することも含めて)自然に対して要らざることをしているのは百も承知しています。しかし、何かの縁があって助けたものが無事羽化して飛び立ってくれたのでほっとしているのも偽らざるところです。Henk